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2022年03月15日

わかばコース1期生誕生!

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いきいきと芽吹くわかばの感談座

住まいのそばに支部がなく、例会に参加できない。
体調がすぐれず、外出が難しい。
さまざまな理由で支部例会に出向くことができない会員は多い。ならば、気軽に参加できるオンライン茶話会のような機会をつくりたい。遅ればせな企画案が、いよいよ動き始めた。

けれどここは、いのちの田圃の会。集うのは、単なるガン患者ではなく、自分で治す取り組みをスタートしている人だ。仲間が志を深められる語り場にするために、何が必要か。

考えたのは、オンライン特別講演会とのコラボだ。隔月開催の講演に参加してもらい、各回のテーマに基づいて、参加者が語り合うというもの。『ウェラー・ザン・ウェル研鑽会』と名付けられた。
コースは2つ設けた。入会したばかりの方や、初心に返り学びたい方むけには、和気藹々と集うイメージから、新たないのちが芽吹く姿に肖り「わかばコース」と名付けた。
一方、日差しを浴びて育つ力強さを模した「青葉コース」は、治す取り組みを自律的に実践する思考の筋トレで、さらなる研鑽を目指す。

☆彡 ☆彡 ☆彡


去る3月10日の午後、「わかばコース」の第1期生が初めて集まった。
メンバーは8名。今年入会されたばかりの方が1名、ほかの方々はすでに心の免疫セミナーまで受講済み。
交流することで他者の言葉から自らの想いも引き出され、おのずと講演テーマの理解が深まっていく。それぞれの治す気力と勇気をたたえ、励ましあうひとときとなった。
ホストを務めたのは、〈治ったさん〉の清水さん。うららかな春の日差しのようなふるまいともてなしで、参加者の心をほぐしてくれた。

次回は5月、わかばはどれだけ葉を広げてすくすくと育っているだろうか。
仲間の「自分で治す」実践の軌跡が聞ける次の座を、お互いに待ちわびながら毎日を重ねていってほしい。

 第1期は、3月〜7月、隔月開催。次回2期生募集要項は、6月以降の会報誌『いのちの田圃』に掲載します。

タグ:オンライン
posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 09:08| 自分で治す

2019年12月01日

〈手当て〉。その尊厳に至る道 その2

  ※この記事は『いのちの田圃』16号(2002年 4月号)に掲載したものです。

尊厳に至る道 …手当ての実力
川竹 文夫(ガンの患者学研究所代表)

(その1では、「T 貢献度を高める」を紹介しました。今回はその続きです)



U 副作用がない


 「副作用くらいなんだ、死ぬよりはいいだろう」
 心ない医師たちの本音は、今もまだ、現代ガン治療の現場に生き残り、自信を喪失した患者は、無力感のなか、それにしたがっている。これこそ、生きる尊厳の否定。
 副作用といえば、抗ガン剤による嘔吐や脱毛を思い浮かべる人が多い。しかし、これらの副作用は、一時的なもの。
 真に恐いのは、本当の副作用、つまり、免疫低下と、その結果として起こる、再発リスクの増大。つまり、治すための治療が、新たなガンを誘発してしまう危険性なのである。
 しかもこの問題は、一九八八年、アメリカ国立ガン研究所(NCI)が、レポート『ガンの病因学』で指摘して以来十数年後の今も、まったく未解決のまま。
 そのことを思うとき、ガン患者にとって、副作用がないことの意味は、はかり知れないくらい大きい。
 そしてもちろん、手当てには、副作用がない。


V 気持ちがいい

 手当てはどれもみな、やさしく体をいたわってくれるものばかり。手当てをしているまさにその時、すでに心からくつろぎ、ぐっすり寝入ってしまうこともしばしばだ。
 だから、最末期でほとんど動けないような人も、安心してさまざまな手当てを試み、最後まで、希望をつなぎ続けることができる。
 そしてあるとき・・・鍵穴に鍵が合うように、その人にぴったりの手当てが実現すれば、その瞬間から、末期ガンも完全治癒へと方向転換することも十分に可能なのである。
 「物凄く苦しんでまで、治りたいとは思わない」
 こんな声を未だに聞くことがある。しかしこの苦痛こそ、三大療法で体を痛め続けた末に、もたらされたもの。免疫低下から、さまざまな合併症に苦しむ姿に他ならない。
 手当ては、もちろん、こんな悲しい世界とは、まったく無縁。
 せっかくガンになったのだ、古(いにしえ)の知恵、自然の親切にさまざまな思いと感謝を寄せながら、つんのめるようにして生きてきたこれまでの自分をいたわってやろう。
 そんな心が免疫を一層高め、治癒への道がまた広がってくるに違いない。

W 心と体の声を聞けるようになる

 自分の心と体は今、心地よさに喜んでいるのか、それとも苦しんでいるのか・・・ガン患者の多くは、そんな当たり前のことが、分からない。興味さえ向けなくなっている。
 心が血を流し、体が悲鳴をあげているのに、まったく気付かないという、どうしようもない鈍感さ。それが、心に現われた『失感情症』。体に現われた『失体感症』。ガン患者はその両方を合わせ持っている。
 いや、その二つの〈病い〉が極まったとき、人はガンになるのだ。
 だから、ガンを治すには何よりもまず、この病を治し、体と心の声を聞く能力を取り戻さねばならない。
 手当ては、まさにその目的に、ぴったりと合致する。
 例えば・・・コンニャク湿布。タオルでくるんだコンニャクを肝臓あたりに乗せたとする。
 最初は頼りなく感じられたコンニャクの熱さが、やがて、じわじわと確実に体にしみて広がっていく、その心地よさ。やがて、胃や腸のあちこちが、眠りから覚めたように動き始め、その頃はすでに足の先まで温かい。
 ふと気付く。同じ時間ゆでたコンニャクを、同じ部位に当てたのに、昨日とは皮膚に感じる熱さが違う。 今日はうっかり、体を冷やしてしまったせいか。あるいは、仕事のストレスがたまっているのか・・・自分へのいたわりと、微細な感覚がよみがえってくる。そして。
 「俎板の鯉の気分で、先生にすべてお任せします」
 心と体を、散々ほっぽらかしにしておいて、ガンになったら、今度は他人にそれを預けてしまっていた・・・そんな、どこまでも無責任でおろかな自分にも、手当ては、気付かせてくれるのだ。

X 家族の絆が深まる

 ガンは、家族の病である。家族全体になんらかの〈ひずみ〉があるとき、たまたまその中で最も弱い人間、最もその〈ひずみ〉をまともに受けてしまった人間が、発病する。
 だから、ガンは患者一人のものではなく、とすれば、治療にあたっても、家族全員が心を合わせることが、何よりも必要になってくる。
 家族の歴史が刻まれた我が家というかけがえのない空間で、伴侶や子供たちから手当てを受けるとき、それはそのまま、何よりの癒しとなるだろう。
 たとえ初めはギクシャクしていた家族も、完全治癒という一つの目標を共に目指すとき、新たな絆が生まれてくる。
 だから、手当ては、可能な限り、家族にしてもらおう。一人でもやるという覚悟はもちろん必要だが(できる家族がいるのに)、いつも一人でやろうとするのは、不自然だ。
 家族に関心がないなら、まず最初は、手伝ってほしいという気持ちを素直に伝えることから始めてみてはどうか。思いがけない協力が得られ、それが深い対話の始まりになるかもしれない。
 ともかく、一人のからに閉じこもらないこと。ガンが、あなたにとって幸せへの前ぶれであるなら、それはきっと、家族全員の幸せの前ぶれともなるはずだからである。

(つづく)


posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 14:32| 自分で治す

2019年11月04日

「〈手当て〉。尊厳に至る道」 その1

〈手当て〉とは、身近にある自然の素材を使う民間療法の一つで、古来、連綿として伝えられてきたものです。
ビワの葉の温灸、ビワ葉コンニャク、里芋パスタなど、こんなものでよくなるのか? と思えるものばかりですが、実際やってみるとびっくりするほど素晴らしい効果を発揮します。
痛みがやわらぎ、身体を温め、気持ちよく免疫をあげてくれます。それに副作用がなく、あまりお金がかかりません。免疫が上がるので、再発予防にも役立つのです。
そして何より、ガンを治すために自分でできることがあること! 自分にはなにもできないという無力感から救われ、明日に希望がうまれます。
今回から、N P O法人ガンの患者学研究所代表の川竹文夫が書いた、『〈手当て〉。尊厳に至る道』を数回に渡って掲載します。 


「〈手当て〉。尊厳に至る道」 その1
N P O法人ガンの患者学研究所代表 川竹文夫

 ガンだと告げられた瞬間から、多くの人は、未来と過去が、同時に失われる予感に苦しみ始める。
 夢、計画、希望。地位、身分、業績、家庭。すべてが、音をたてて崩れるような・・・。
 だが、それ以上に苦痛なのは、心の底に巣くう、無力感である。
 自らの命の危機を目のあたりにしながら、自分ではどうすることもできない。昨日まで顔も名前も知らなかった医者という赤の他人に、運命も、人生も、すべてを預けるしか能のない、自分がそこにいるのだ。
 以前の私が、まさに、そうだった。口にこそ出さないが、心はいつも、「先生だけが頼りです」。
 それは、〈生の尊厳〉の、深い傷つきではなかったか。
 けれど、今の私は、ガンは、自分で治せるものだという確信がある。進行の度合いにも、何回目の再発であるかにも、一切関係なくだ。いや、それ以前に、自分を二度とガンにはしないという、自分自身への信頼がある。
 失われた〈生の尊厳〉は、回復されたのだ。
 では、どのようにして・・・?
 玄米菜食との出会い。そして、〈手当て〉を知ったこと。それが、そのすべての始まりだった気がする。
 ライフスタイルを整え、食生活を改め、心の持ち方を変える。ガンの原因を取りのぞきつつ、〈手当て〉で、体質改善の後押しをしてきた。
 そして、今、思う。
 無力感の克服と、〈生の尊厳〉の回復こそ、すべてのガン患者の未来にとって、最も大切なことの一つなのだと。
 今号では、そんな視点から、〈自助療法〉の主要な一つ、手当てについて書く。
(つづく)

※この記事は『いのちの田圃』16号(2002年 4月号)に掲載したものです。


posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 12:21| 自分で治す

2017年02月04日

ウォーキングしていますか? その1


自分のペースで好きな時間に好きなところででき、体力強化、体温上昇、免疫力向上、心を前向きにするなどの効果が抜群。おそらく数あるガンを治す自助療法のなかでもナンバーワンがウォーキング。 〈治ったさん〉の体験談には、必ずと言っていいほど、とっておきのすてきなコースとともに登場します。さて、『いのちの田圃』の仲間はどんなウォーキングを楽しんでいるのでしょう。…アンケートを実施して、たくさんの回答をいただきました。その結果をご紹介します。

♫どのぐらい続けていますか?

始めて半月ほどの方から、15年以上続けている方まで。なかには20〜40年と答えた方も。


♫何分ぐらい歩いていますか?

ほとんどの方は毎日早朝ウォーキングをしていて、朝と午後あるいは夕方の2回の方も。1回に歩く時間は30分〜60分が最も多い。週に1回と決めて2時間から時には3〜5時間歩くという方、また、一日2回合計3時間歩くという方もいて、体力や環境に合わせて実に様々。

♫ウォーキング中、どんなことを考えていますか?

◆何も考えない、自然を楽しむなど
ウォーキング中の心の中は〈無〉に等しい/何も考えず、季節の移ろいを楽しんでいる/風を感じ、空を見上げ草花を眺め、鳥のさえずりを聞き、後はひたすら歩く
…歩くことに没頭している姿が目に見えるようです。

◆ガンが治ったときなどをイメージ
今までの人生で一番良い日になるとイメージ/治ったコールを毎日発声/治ったイメージ、感謝の言葉、日めくりの言葉を繰り返す/講演会で〈治ったさん〉バッヂを胸につけていただきスピーチする自分を想像する/ガンが治ったら、親友の所属するライオンズクラブで講演することになっているので、そのときのことをイメージする
…とっても具体的なイメージですね。

◆感謝や感動
自然の恵みに感謝と感動/家族や周りの人に声を出して感謝/亡き人のことを思い、話しかける/自助療法をやれている奇跡を感じている/朝を迎えられること、歩けること、朝の清々しい気持ちと澄んだ空気に感謝

◆楽しいこと、アイデアを考える
その日のスケジュールや心の整理/自分に足りないもの探し/今日会う人と楽しい会話をするための話題を考える/マインドマップの未来予想図に描いた自分を想像し、ワクワクする
…その他料理のメニュー、カード作りのデザイン、今日の楽しみを考える方。「歩くにつれて心身の幸福感が増す」とは〈治ったさん〉の言葉。


◆ウォーキングの効果を上げるために、工夫していることは?

◆負荷をかける
汗ばむぐらいの早歩き/ときどき軽いランニングをする/両手両足をしっかり動かす/歌を歌いながら歩幅も大きく/なるべく坂道、階段の多いコースを選ぶ/時にはつま先立って歩く/ダンベルや鉄アレイを持つ/腹式呼吸で背筋を伸ばす/手のひらをグーパーしながら歩く/足の5本の指がしっかり大地を踏みしめるようにして軽快に/正しい姿勢と歩き方を意識する
…いろいろ工夫されています。「〈治ったさん〉の山本修さんがペットボトルを入れたリュックを背負うのを参考にして胴1キロ、足首1キロのウエイト、手には800gのダンベルを持つ」という方も。一方ではウエイトを使っていたが、自然に胸を張って歩くようになったという方もあり、様々な工夫がうかがえます。

◆体操などをつけ加える
準備体操、腹式呼吸、ラジオ体操、ヨガの呼吸法、あいうべ体操などをする/イメージ療法、オリジナルの呪文を唱える/右足、左足それぞれに「ありがとう!ありがとう!」と言いながら歩く/ウォーキングのあと体温アップのために縄跳びをする

◆身体と対話する
足のむくみ、腫れなどの具合により距離、時間を決めている。体調の悪いときは室内の廊下を歩くときも/少し歩くとその日の身体の様子が分かるので、身体が軽いとスロージョギング、腰のあたりがすっきりしないと里芋パスタ、身体が重く感じられると、その日はのんびり音楽を聞くなど身体と対話

◆こころに効く工夫
松の大木に抱きついてエネルギーをもらう/すれ違う人にできるだけあいさつし、朝のスタートを大事にする
…山本修さんのように大笑いしたり、あこがれの〈治ったさん〉をしっかりイメージしている方も多い。

(つづく)
posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 19:14| 自分で治す

2015年10月07日

責任を取れば、あなたは治る


「責任を取る」…この言葉は、ガンの患者学研究所の重要なキーワードです。

『ガンは、何かの悪い偶然でできたものではない。他ならぬ、あなた自
身の間違った生活習慣が作った。
 だから、自分が作ったガンは、自分で治す……』(川竹文夫著『すべては、あなたが治るため』より

 この言葉の意味をしっかり学べば、ガンを治せるチャンスが大きく広がります。たくさんの〈治ったさん〉たちの体験が教えてくれています。
 以下はNPO法人ガンの患者学研究所代表川竹文夫著『すべては、あなたが治るため』からの抜粋です。

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[ガンは生活習慣病]

 では、責任を取るとは、一体、どういうことか?
 〈生活習慣病〉という言葉があります。糖尿病、痛風、リュウマチ、高脂血症、心筋梗塞、脳梗塞など、以前は、〈成人病〉と呼ばれていた病気のことです。
 しかし成人病と呼んでいては、患者さんは「歳のせいだから仕方ない」と、投げやりになりがちです。
 そこで、日野原重明さん(百歳を超えた今も現役の高名な医者)が、長年国に働きかけた結果、〈生活習慣病〉と呼び変えることになったのです。
 そのおかげで、次の二つのことが、ハッキリとなりました。
一、病気を作った原因は、患者自身の間違った生活習慣にある。
二、病気を治すために最も重要なことは、間違った生活習慣を改める、患者自身の努力である。
 そして私は、ガンは、この生活習慣病の典型であると考えています(国立がんセンターもこのことを認めています)。

 [ガンは、自分で治せる]

 ガンは、何かの悪い偶然でできたものではない。他ならぬ、あなた自
身の間違った生活習慣が作った。
 だから、自分が作ったガンは、自分で治す……これが、〈責任を取る〉ということなのです。 
 あなたを責めるのでは決してありません。〈責任を取る〉ことで、あなたの治るチャンスがぐっと広がる……理論から経験から、そう確信するからこそ、言うのです。 
 ただ医者任せにして、手術や放射線や、抗ガン剤だけで治そうとしては駄目。と言っても、もちろん病院に行くなとか、医者にかかるななどと無茶を言うつもりはありません。生活習慣を改めない限り、どんな最新の治療法も新薬も、本当の役にはたたない…そう言いたいのです。
 かけがえのない自分の身体、たった一つの自分の命に対して、責任を取ろう。治すためには、自分でできる努力を惜しむな……そうすれば、たとえどんなに末期でも大丈夫、きっと、自分で治せるのです。
 
posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 07:43| 自分で治す