2014年11月21日

「ソファーベッド」と「大丈夫というひと言」


〜近藤靖子さんの〈治すガンバリ世界遺産〉〜

〈有形世界遺産〉ソファーベッド

 ガンになる前は役立たずの、場所だけとるソファーベッドでした。一人暮らしのあこがれで買ってみたものの、いつの間にか洗濯物置き場。でも今はこれが手放せません。手当ての全身生姜罨法のときには、このソファーベッドの凹み具合が私の身体にちょうどあっていて気持ちいい。書籍『治る力』では身体に合わせて座布団やタオルを置くようにということですが、その必要がないんです。半身浴や腰湯のあとも、ここに寝転んで毛布にくるまり、読書しています。本当に大事なものです。

〈無形世界遺産〉上司からもらった「大丈夫」というひと言

 ガンの告知後、休職するため挨拶すると、ニコッと微笑んで「大丈夫」…そのひと言で終わってしまいました。普段、ほとんど話をすることもない上司でしたが、一番、励みになった言葉です。休職するまでの間、「大丈夫、大丈夫、大丈夫、治る、治る、治る」と朝から晩まで自分に言い聞かせていました。治ったときは、お礼を言いに行きたいです。


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ハートプレゼンター・小林季代子からひと言

 ドヤ顔したソファーベッドが満足げにニッコリ微笑んでみえます。今あるものを工夫して最大限に生かすというのは〈治ったさん〉に共通するキーワードなのです。だ・か・ら、やっぱり近藤さんは大丈夫、大丈夫、大丈夫!治る、治る、治る人です!!


posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 05:34| 治すガンバリ世界遺産

2014年11月20日

私を本気にさせた4人の「友」


〜林 裕子さんの無形〈治すガンバリ世界遺産〉〜

私を本気にさせた4人の「友」

 冷えとり健康法の進藤先生の本、シルクのパジャマや寝具のプレゼント。その上、砂浴のサポートまでしてくれたKさん。
 ガン関係のたくさんの資料、温灸器や生姜罨法のタオルをたずさえてかけつけてくれた、料理教室を主宰するAさん。
 退院直後から毎月1回話し相手に通ってくれている“治った”先輩で親友のMさん。
 そして極めつけは姑のDVからの避難を許し、今の一人暮らし闘病生活を支えてくれている「友」である夫。
 難しい手術だと医師に脅かされ、遺書まで書いた私に、生き直す決意をさせてくれた大切な人たち。必ず生還して恩返しをします。

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ハートプレゼンター・小林季代子からひと言
 林さんの窮地に絶妙なタイミングで現れたKさん、Aさん、Mさん、そしてご主人。すべて林さんが引き寄せ味方につけた精鋭たちなのですね。林さんは必ず治る人です!

ハートプレゼンター・柳澤由紀からひと言
 ガンになった途端、助けてくれる友人が、次々に押し寄せてきたと話す林さん。どの友人も不思議なご縁で結ばれていたこと、「友」と呼ぶご主人とのなれ初めや、特に、お姑さんから逃がしてくれた涙のドラマには感動しました。お電話で取材中、先日の検査で自助(自然)退縮したことがわかったと、突然のご報告! ヤッター! 本当におめでとうございます!

posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 05:33| 治すガンバリ世界遺産

2014年11月18日

治すガンバリ世界遺産 川竹文夫


 絵本『どんどんどんどん』が大好きで、なのに、うっかり捨ててしまったことに気づいて(私には、よくあること)、慌てて注文したら二冊届いた(これも、よくある)。
 また捨ててしまったとき助かるかなと一瞬思ったけれど、捨てるときはきっと(私のことだ)、二冊一緒に捨てるだろうね。
 それにしてもいい話だったと、また、昨日の三輪さんの話を、心の舌で転がしている。絵本にしてみたいな・・・。
 京都列島縦断講演会の後片付けの最中だった。私は彼の肩を叩いて、小さく叫んだ。「い~いですよ、それ。〈治すガンバリ世界遺産〉ですよ、無形のっ!」
 鬼の形相(彼曰く)で毎日散歩を欠かさなかったとき、ガンはどんどん大きくなるばかり。「誰も寄りつかんし、犬にも吠えられて・・・」 
 ついに死を覚悟した彼は、小学校一年生の遠足で行った場所を訪ねた。何のために?
 「もうあかんので、人生を振り返っておこう、思って・・・」
 二年生の遠足の場所にも行き、三年生のそこにも。そのときふと思う。
 「今、自分は死にそうになってるけど、あんなに元気いっぱいのときがあったんやな」と。
 そう気づいた瞬間。
 「なんや、ふ~っと楽になったような気がして・・・」
 次第に柔和な笑顔で散歩ができるようになり、「犬が尻尾振って寄ってくるんですわ」・・・いつしか、四つの転移ガンは全部消えていた。ワーオッ!
 再会した絵本をゆっくり広げながら(もう捨てたりしないからね、しばらくは)、私はまた、心に叫ぶ。ホンマにエエ話やで!
 詳しくは、学会シンポジウムで御本人の名調子をたっぷり聞いていただくことにして・・・私はつくづく思うのだ。
 人に歴史あり、物語あり。ガンには人生のドラマが詰まっている。それは誰にもあり、けれど、決して二つとは、ない。
 そのかけがえのなさこそ、主人公を支え癒やし治しウェラー・ザン・ウェルに導き実現させ満喫させ・・・『いのちの田圃』に集う、あなたとあなたとあなたとあなたも、どんどんどんどん包み巻き込みのびて広がり広がって、やがて世界を変えていく、とてつもない力になるのだ、きっと。

会報誌『いのちの田圃』巻頭言より


posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 21:45| 治すガンバリ世界遺産

2014年11月15日

京都・清水寺 


〜中嶋左英美さんの有形〈治すガンバリ世界遺産〉〜

京都・清水寺(=ユネスコと私との、ダブル世界遺産)

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 清水観音様は女性の願いを聞いてくださる仏様だと主人が教えてくれたので、元気になりたい一心で行き始めました。8年と6カ月、毎月欠かさずお参りに行き、今年の7月で102回になりました。
 清水五条という駅で降り、参道に行くまで少し歩き、参道はその倍ぐらい歩きます。歩き始めた頃は何度も休憩してやっとの思いでたどり着くという感じでした。けれども数カ月もすると普通に歩けて、おまけに帰りは河原町四条まで歩いて行くようになりました。だって、おいしいマクロビカフェが待っていてくれますから…。
 そして、本当に不思議な出来事が…8カ月くらい経った頃、寝ていると清水観音様が現れて「あなたの病気はもう治りましたよ」と言ってくださいました。「この調子で続けてくださいね」とも…。
 主人と一緒に行ったり、子供や孫と行ったりと、月1回のこの小旅行がめちゃくちゃ楽しみです。


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ハート(トランプ)プレゼンター・柳澤からひと言
 清水寺までの参道は上り坂で、どんな人も休憩したくなる道のり。京都は暑さも寒さも厳しいですが、それでも一生懸命通い続けた中嶋さん。元気になりたい一心で、8年6カ月でなんと102回。観音様にも通じる思いの強さですね。勇気をいただきました!

ハート(トランプ)プレゼンター・小林からひと言
 清水寺は私も京都に行ったとき、一度参拝しました。あの険しい高低差の道が思い浮かびます。毎月欠かさず8年6カ月も! 決めたことを曲げず一心不乱にやり通す心意気はすべての〈治ったさん〉に共通するのですね。素晴らしいです!


posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 15:48| 治すガンバリ世界遺産

2014年11月12日

「世界遺産への思い」柳澤由紀


 プレゼンターの柳澤です。

 ≪治すガンバリ世界遺産≫は、2013年11月『いのちの田圃の会』徹底実践会員が集う、交流セミナーが始まり。〈治ったさん〉(ガンを治した方のこと)の小林紘一さんが、全身生姜罨法というお手当を420日間続ける中で、使用したプチプチシートを披露されたのが、きっかけです。そのシートは、破れた箇所を補修するために、ガムテープがいくつも貼られているという、年季の入った代物。その当時、何が何でも治すという強い決意で臨まれていた気持ちが伝わってきて、鳥肌が立ちました。

 日々懸命に努力する私たち、患者一人ひとりにも、小林さんと同じような、かけがえのない≪世界遺産≫が、きっとあるはず。早速会員の方々に呼び掛けたところ、たくさんの応募をいただきました。
 どの作品にも、感動的な物語が存在しました。微笑ましいご夫婦愛、身を挺して守ろうとする親子愛、何としてでも治そうとする迫力に、私は何度も涙しました。

 ご来場いただいたみなさんも、出演者と一緒になって、自分自身が頑張ってきたことを確認し、ご自身の人生をもっと愛し、誇りに思っていただければとっても嬉しいです。
 会場にいるだけで、元気モリモリ、勇気百倍、免疫力アップは間違いなし!!
 是非会場に足を運んでください!!お待ちしています!!



posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 08:38| 治すガンバリ世界遺産