〜近藤靖子さんの〈治すガンバリ世界遺産〉〜
〈有形世界遺産〉ソファーベッド
ガンになる前は役立たずの、場所だけとるソファーベッドでした。一人暮らしのあこがれで買ってみたものの、いつの間にか洗濯物置き場。でも今はこれが手放せません。手当ての全身生姜罨法のときには、このソファーベッドの凹み具合が私の身体にちょうどあっていて気持ちいい。書籍『治る力』では身体に合わせて座布団やタオルを置くようにということですが、その必要がないんです。半身浴や腰湯のあとも、ここに寝転んで毛布にくるまり、読書しています。本当に大事なものです。
〈無形世界遺産〉上司からもらった「大丈夫」というひと言
ガンの告知後、休職するため挨拶すると、ニコッと微笑んで「大丈夫」…そのひと言で終わってしまいました。普段、ほとんど話をすることもない上司でしたが、一番、励みになった言葉です。休職するまでの間、「大丈夫、大丈夫、大丈夫、治る、治る、治る」と朝から晩まで自分に言い聞かせていました。治ったときは、お礼を言いに行きたいです。
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ドヤ顔したソファーベッドが満足げにニッコリ微笑んでみえます。今あるものを工夫して最大限に生かすというのは〈治ったさん〉に共通するキーワードなのです。だ・か・ら、やっぱり近藤さんは大丈夫、大丈夫、大丈夫!治る、治る、治る人です!!