2019年07月17日

優しい大先輩、佐々木英雄入会相談専門委員


入会相談専門委員は5人。今回ご紹介するのは、大先輩の〈治ったさん〉(ガンを治した人)、佐々木英雄さん。
『いのちの田圃の会』の会長も引き受けてくださっています。

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 佐々木さんは、2007年4月、思いがけなく前立腺ガン末期と告げられます。恥骨に転移していて、手術も抗ガン剤も放射線もできないという…。手術も受けられないと聞いて、落ち込みますが、「ここで、人生を閉じるわけにはいかない!」と、必死に治るための方法を探しました。

  「風立ちぬ 揺れるコスモス われ二人」

 これは、そのころの気持ちを詠んだ俳句です。治るんだ、治りたいと思う自分と、不安なもう一人の自分。どちらかというと不安な方が大きかったとか。

 たった一人で治すための努力をしていた佐々木さんは、ガンの患者学研究所に出会い、〈治ったさん〉の存在を知ります。「ガンには原因がある。その原因を取り除けば治るのだ」と確信し、生活習慣や心の持ち方をかえ、ガンの原因を一つ一つ取り除く作業に取り組んだのです。ガン患研の支部例会に参加して、治す仲間もできました。

 そして、ガンが分かってちょうど一年目。ガン患研に出会ってわずか半年後の2008年4月。M R Iの画像診断で、ガンが消えていたのです!

  「春の花 明日のいのち 溢れおり」

 佐々木さんは「ガンには原因があるんですよ」といつも優しく説かれています。「ガンが消えていたとき、病院の先生はこんなことがまれにあるんだね、奇跡だと言いました。けれど、私が治ったのは奇跡でもない。ガンの原因を洗い出し、それを取り除く作業、生き方を変える作業にきちんと取り組んだ結果、そのご褒美としてガンが消えたのです」とおっしゃいます。
 
 今も治る希望をもてずに苦しんでいる患者さんのことを考えると、ガン患研の存在を、一人でも多く知ってもらいたいと、専門委員に就任してくださいました。
「私がそうだったように、やることをやれば、末期のガンでも治ります。希望を持ってください」。


posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 10:37| Comment(0) |   ├編集部より
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