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2017年04月18日

冷たい雨の中、温かい出会い!


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   4月1日 JR名古屋桜通口 
   『治るため』街頭配布報告
 






 今朝の名古屋は冷たい雨が ポツ、ポツ 。桜 チラホラ。4月を迎え新しいスタートが始まりました。8時15分名古屋駅前、まだ人通りの少ない中、小松さんが元気に参加して下さいました。嬉しくて思わずハグ。黒木さんは毎回、本やノボリなどを自家用車に積んで、三重県から来て下さいます。名古屋の街頭配布は、黒木さんご夫婦の献身的な参加で成り立っています。黒木さんいつも、いつも、有り難うございます!

 今回のレポートは、本「すべては、あなたが治るため」を受け取って下さった方との会話です。
 小学生の女の子が静かに歩みを止めました。「お家の方に持っていってあげて」すると「はい」と遠慮がちに本を受け取ってくれました。「家族の方とか、親戚にガンの人はいませんか?」と聞きました。そこから女の子のお話しが始まったのです。「私が小学2年生の時に、おじいちゃんが腎臓ガンになって、骨に転移して、細胞まで広がって、私が4年生になった時に死にました」お葬式の様子も話してくれました。そして、手にしていた「すべては、あなたが治るため」を返そうと迷いながら、なおも「こういう本とか、お父さんが、絶対見たくないと言っているので持って帰れないです」。と、本を返そうとするのです。おじいちゃんのことで、ガンに対する怖いイメージを変えて欲しいと思い「あなただけでも読んでみたらどう?」と勧めると「ウン」と言って上着の内側に忍ばせるようにして、もらってくれました。

 引き続き「無料配布しています!」と、こちらの声が届いたその時、チラリと一瞥され「一冊もらえますか?」と60代と見える男性でした。お話は「1月に姉が膵臓ガンにかかりまして、2ヶ月で逝ってしまいました。早かったです。ステージWでした」と、無念さを語って下さいました。
 毎回いろいろな出会いがあります。 

 そして8時45分頃でしょうか「がんばってますね」とニコニコ、言葉がけをして下さる出勤中の男性。この場所、この時間でお目にかかるのが4回目でしょうか。半年前の街頭が初めての会話でした。ご自身も元ガン患者さんでしたが、今は仕事にも復帰されて元気なこと。また、「すべては、あなたが治るため」を読まれた感想も「すばらしい本ですね」とのお言葉を頂きました。
 街頭での温かい出会いのドラマは、やっていて良かった!緊張や不安な気持ちも明るく前向きにチェンジさせてくれ、心を育ててくれるように思います。

(名古屋)
普及拠点リーダー
太田和江
posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 15:31| 『治るため』街頭配布