2016年07月30日

祝 世界遺産認定! 加藤 美恵子さん

♡加藤 美恵子さん
【『日めくりカレンダー』の言葉を実践】



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 加藤 美恵子さん
 2007年4月肺腺ガンT期。
 右肺中葉全摘手術を受ける。
 術後の後遺症である肋間神経痛に苦しむ。
 ガン患研と出会い生活習慣を180度転換し、
 持病まですべて改善。
 2013年6月見事〈治ったさん〉に。


小林 加藤さんは、ガン患研の手当て実習会の総監督として精力的にこれからさんを励まし続けてくださっています。では、加藤さんの世界遺産、たっぷりとお話いただきましょう。
加藤 心が一番大事って、川竹代表がおっしゃっていますね。心ってなんだろうって思いましてね。で、それまでも、『日めくりカレンダー』を、解説も含めて声を上げて読んではいたのですが、あまり頭に入ってなかったと思います。ある日、ふっと「正しさより幸せが大切」という言葉にじ〜んときました。
 私は自分が正しいんだと、そればかり呪文のように唱えて生きてきました。間違ったことをしていない、相手が間違っていると、自分にも厳しかったけれど人に対して厳しさを求めてイチイチ間違いを指摘するイヤな女でした(笑)。
小林 ええーっ、そんな。穏やかな加藤さんなのに…。
加藤 建築関係の仕事をしてきて男の人が多い職場だったので、「バカヤロー」って感じで(笑)。
小林 そ、そうだったんですか…。
加藤 このカレンダーの言葉を読んだとき、争いごとを自分が好んでやってきたんだなってことに気づいたんです。それで一日目から読みなおしたら、私の悪いところを全部列記しているんですね。それから、このカレンダー通り、一日一日を過ごしてみようと思いました。そうするとものすごく肩の荷が降りて、今までずいぶん意地を張って生きてきたなあってしみじみ思いました。目標ができ、励みにもなって、毎日楽しい。楽に生きられるようになりました。
小林 すごいなぁ〜。
加藤 今の私のモットーは、28日目の「単純明快に生きろ」。私は毎日、イエスかノーで暮らしています。何か頼まれていいなと思ったらハイ、嫌だったらイヤ(笑)。友人からよく、白か黒かじゃなく、灰色もあるのよっていわれますが、でも、私には灰色はないって言い切っています。
小林 すばらしい!
加藤 カレンダーが私の道しるべになり、自分の命以外失うものがないというのが、私の気楽さ。ガンになって心からよかったなって。ガンにならなかったら、私どうなっていたんだろう…。たぶんイヤな年寄りでブツブツ不平不満ばかりで、ひょっとしたらもう生きていないかも…。今がバラ色の人生です。
小林 ありがとうございました!
(会場拍手)
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 『いのちの田圃(たんぼ)』176号より
posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 07:36| 治すガンバリ世界遺産