【奥様が作られた手当てセット・「川竹さんだったら、なんていうかしら」】


関 輝夫さん
2011年肺腺ガン、
その後手術を受けるも、
3年後の2014年に再発。
その後ガン患研に入会して、
実践を続け、〈治ったさん〉に。
柳澤 関さんは、再発してから、手当てに励まれたそうですね。
関 冷えがひどくて、3年前から体温が35、6℃ぐらいだったので、まずそれを一番先に解消しようと思ったんです。で、朝、ウォーキングから帰ってきたら、全身生姜罨法、午後は手足温浴や半身浴というように重点的にやりました。
柳澤 それで、奥様の手作り手当てセットですね。
関 全身生姜罨法は、自分で生姜をすって袋に入れ、冷凍庫で固めて一回やるごとにとりだすようにしました。そのための袋を家内に頼んで作ってもらったんです。それから、全身生姜罨法用のタオルセットは、11枚です。でも、ももやひざにもあてたかったので、これも、家内に作ってもらいました。タオルを2枚使うと固くてつかいにくい、1枚だとすぐ冷えてしまうとか、いろいろたいへんでした。

柳澤 黄色とピンクですてきです。
関 9カ月間、ずーっとやったおかげで、私の体温は今、36、5℃になりました。(拍手)
柳澤 すご〜い! 陰で支えてくださった奥様の祈りが込められていますね。
関さんには、世界遺産がもう一つあるんですよね。
関 私、調子の良い人間ですので、ちょっと調子が良いと元気になっちゃうんです(笑)。セミナーで、仕事を辞めなさいと言われて、辞めて、3カ月家にいたら調子が良くなりました。良くなったとたんに、前に頼まれていた講演に、「よくなったんなら来てくれないか」と言われましてね。う〜ん、2時間ぐらいのわずかな時間だから、どうだろうかな思っていたんです。すると家内が「川竹さんだったら、なんて言うかしら」…(会場笑い)。
そう言われて、あっと思って、やばい。「調子に乗るな、まだ早い」ってたぶん言われるだろうなって…(笑)。
小林 なんとしてでも治ってほしいという奥様の気持ちですね。
柳澤 奥様の一言が、油断から関さんを守ったんですね。
(拍手)

『いのちの田圃(たんぼ)』174号より