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2015年06月15日

東京支部の街頭配布だより

6月11日の東京支部の街頭配布だよりです。以下、関輝夫支部長からご報告いただきました。

今日は、9時から11時20分までの2時間ちょっと配布しました。
伊月さんと私で始め、9時半ぐらいに〈治ったさん〉の竹内さんが助っ人として来て下さいました。今日もついてる!
三鷹駅は初めての配布で、時間も早く、心配でしたが、反応は思ったほど悪くなく、ほっとしました。
竹内さんは配布なしで、通路のコーナーで終始通行人への呼びかけに専念され、ガン患研の活動や、ガンが治せることなど、2時間最後まで大きな声で語りかけられていました。
竹内さんが呼びかける周りで、二人が配布するというコンビネイションも良かったと思いますよ。
伊月さんが優しくそうっと差し出す小冊子は受け取りやすいようで、とてもテンポの良い配り方でした。何人かの方が彼女に質問もされていました。私は伊月師匠に配り方のコツを、何回もアドバイスしてもらい、二人で65冊の配布が出来ました。

その時の、エピソードです。
8人ぐらいの女性グループが集合写真を撮っていたので、撮り終わってから「写したご本人を入れて取ってあげましょうか?」と声をかけて全員で撮って上げました。
そして離れ際に、『すべては、あなたが治るため』を一冊さし上げました。
離れたあとチョット振り返ると、小冊子を皆で見ているのです。
一瞬私のスイッチが入ってそばに行って「よかったら、どうぞ!」と差し出すと、
あっという間に8人が受け取ってくれました。その後、ひとりの女性が私のところに寄ってきて、
「私も4年前にガンをしたんですよ。」と言われました。
「どこのガンだったんですか?」
「大腸がんでした。」
[そうですか、良かったですね。この本を読めばもっと安心になりますよ]
「お互いに頑張りましょう!」心温まる気持ちのやり取りでした。

三鷹駅で街頭配布をしているときに、おもしろく思ったエピソードのふたつ目、わたし自身のことをご紹介します。
まず、配布している時は深澤さんのことを考えていました。
『いのちの田圃(たんぼ)』誌4月号掲載の深澤さんの「チラシ配布は〈心の手当て〉」を読んで気づきを得たのも大きかったからです。
前に街頭配布でご一緒したときも、本当に上手に声掛けしながら配っていらっしゃるのを見て、感心したので、今日は、その時深澤さんが被っていた帽子まで真似しちゃったくらいです。

それから、チラシを差し出しながら、どう言葉をかけようか、と考えました。竹内さんが沢山説明しているし、短い言葉でないとなかなか伝えにくいと思ったのです。そこで、「無料でーす」「この本にガンの治し方が書いてありまーす」の二つに絞りました。
そうして配っていたのですが、最後の頃、この二つを云った後に、私は「ガンは治りまーす!」「私も治しました!」と思わず怒鳴っていたのです。
その途端です。
間髪を入れず、前を通りすぎた女性がくるっと振りかえって「本当に治るんですか?!」と、飛んできたのです。
「治りますよ。私は治しましたよ。」
「どうやって治したんですか?」
「この本に書いてありますよ。」
その後その方に、ガンで死ぬ人の8割は抗がん剤や、放射線で死んでいること、ガンは生活習慣を変えれば治ることなどお話しました。熱心に聞いておられましたので、私は光明を見出して頂けるといいと願いながら、祈りました。

後で考えると、私が思いがけなく「私も治りました!」と路上で言いきったのは、治ったという実感と確信を持てたからこそ、出た言葉なのです。
それまでは何冊配らなければいけないのか、相手の反応は、など気にしていました。が、柳澤さんが支部例会で云われた、10分でもいい、ちょっとでもいいから街頭配布に参加するようにと言われた意味を体認しました。数や、成果ではなく、自分にとって本を配る他者愛という行動が自分をさらに向上させ、より良くなっていくんだという心のメカニズムなのだなと。
そこにウエラー・ザン・ウエルがあるんですよね。
最新号の「いのちの田圃」に代表が書かれていたように、〈治ったさん〉たちも年に1回でもいいから、地元でやる講演会のチラシ配りをされるといいのになあと思いました。
かねがね、ちょっと首をかしげるところでしたので。

posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 11:51| 『治るため』街頭配布