昨日に引き続き、
「綴り方」プレゼンター、杉浦郁子さんに、
綴り方にかける思いや意気込みを語っていただきます。
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時は今年の1月にさかのぼります。『いのちの田圃の会』徹底実践会員「飛躍プロジェクト」の初めての川竹塾でのこと。
川竹代表が戦前の東北の子ども達に綴らせたという〈生活綴り方〉について語り始めたとき、いったいわたし達の身に何が起きようとしているのか、ついて行くのが大変でしたね。
けれど、その提案を聞くうちに、わたしは、自分の心に向かいあぐねているわたしのためのプロジェクトなのかしら、と思い始めました。心の問題の解決こそが一番大切とわかっていても、問題の端緒さえ見つけられずにいたからです。わたしの来し方を書くことで、自分の問題に向き合うことができるのなら、ぜひ書きたいと思いました。
「各自が自分の今までの歩みを綴り、
本人にしか書けない個別の背景を深く掘り下げることで、
人生の問題を解決することができる。
深い共感を受けた時、人は行動が変わる。
だから、読んであたかも芸術作品のような、
人を突き動かすような感銘を与えるものを書くように」
と言われました。
ガンの言い分を理解し、わたしは生き方を変えられるのでしょうか。
「もう、あなたの役目は終わったのよ。」そう言われたガンは、わたしにとどまる理由がなくなって去るのみ。
そして、生き方を変えたわたしはウェラー・ザン・ウェルへの道をずんずん進む〜♪
さて、志は以上のとおりなのですがぁ。
しかし、わたしの綴り方は、まだ道なかばです。
先日も代表に励ましていただいたばかりです。
「綴り方は、産道です。ぐずぐず杉浦は、スカッと杉浦として誕生すべく今、光に向かって、長い匍匐前進を続けているのです。苦しいのは当たり前。
でも、もう少しです。もう少し。」
苦しみながら、わたしにしか書けないガンの原因の物語を書き上げた時、わたしにどんな風景が見えるのか。志を貫きたい、の一言です。
しかも、当日わたしはプレゼンターとして、同志を紹介させていただくお役目もいただいています。
ひとりひとりが綴る12の物語。
今はまだ人生さながらに完成途上の綴り方ですが、当日そこに繰り広げられるであろう感動の物語の予感は、もう十分伝わってきています。
12の物語をつなぎ、皆様にご紹介できるのだと思うと、むふふと笑ってしまう程楽しみにしています。
(続く)
2014年11月05日
私たちの思い 杉浦郁子さん 第2回
posted by NPO法人 ガンの患者学研究所 ガン患研 at 16:09
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| 綴り方
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